下肢静脈瘤 ストリッピング手術
古くから行われている従来の下肢静脈瘤に対する根治的治療で、伏在静脈瘤の標準的な治療法です。
ストリッピング手術では、弁の壊れた静脈を引き抜いてしまいます。 そけい部と膝周囲の2ヵ所を切開して、悪くなった血管の中に手術用のワイヤーを通して血管と糸で結び、 ワイヤーを引き抜くことによって静脈瘤を抜き取ります。
ストリッピング手術のメリットとデメリット
ストリッピング手術のメリット
治療効果が大きく、再発が極めて少ない治療法です。以前は、全身麻酔、または下半身麻酔で行われていましたが、最近は局所麻酔で行うことも可能になり負担が軽くなりました。
ストリッピング手術のデメリット
術後の痛みが強く、出血や神経障害などの合併症が起こることがあります。
全身、または下半身麻酔が必要。
治療・手術名 | 傷の目立ちにくさ | 再発防止 | 痛み |
---|---|---|---|
保存的療法 | ◎ | × | なし |
硬化療法 | ○ | × | 少ない |
高位結紮術 | △ | △ | 少ない |
ELVeSレーザー血管内治療 | ○ | ◎ | 少ない |
ストリッピング手術 | △ | ◎ | ある |